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栗山工業株式会社

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理念:「次世代に引き継がれる最高のものづくりを提供していく」
●人間・社会・環境すべてのつながりを大事にし、自ら考え、行動します
●持続可能な地域づくりに貢献します

行動指針:「継続と挑戦」
●40年続く地元の担い手として、地域のインフラを絶やさず守り続ける
●時代のニーズに合わせて、デジタルの力で生産性を上げ、新しい建設業の姿を追求する

社員数50人以下 家賃手当あり 完全週休2日制

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栗山工業株式会社

【社長インタビュー 前編】 世の中に必要とされる会社へ――ICTやデジタルを武器に、次世代に引き継がれるものづくりを目指す栗山工業の挑戦

茨城県美浦村を拠点に、40年以上にわたり道路や上下水道といった地域のインフラを支え続けてきた栗山工業株式会社。歴史ある企業でありながら、近年はドローン測量や3Dデータを駆使した「最先端のICT施工」をいち早く導入し、業界のDXを牽引しています。 しかし、その挑戦の裏にあるのは、「強烈な危機感」でした。夜中まで働くのが当たり前だった旧態依然の建設業を、自らの手で変革しようと立ち向かう栗山秀樹社長。栗山社長の会社や仕事への想い、その人となりをお話ししていただきました。学生ライターの鈴木がインタビューさせていただきました。父親の背中を見て育った長男が、他社での修行を経て戻ってきた理由鈴木:まずは栗山工業さんの沿革や、事業内容を含めてどんなことをされている会社なのか教えていただけますか?栗山氏:栗山工業株式会社は昭和59年(1984年)創業で、40数年経つ会社です。主な職種は建設業の土木工事がメインで、美浦村を中心に、阿見町など茨城県の県南地域をメインエリアとしています。鈴木:茨城県の県南地域が中心なんですね。工事の割合としてはどのようなバランスなんですか?栗山氏:割合としては公共工事が8割、民間の工事が2割ほどですね。道路を作る工事や、上下水道のインフラ工事が多いです。鈴木:創業はお父様だそうですが、昔から「いずれは自分が継ぐんだ」という気持ちはあったのでしょうか?栗山氏:いえ、親から「継げ」と言われたことは一度もないんです。ただ、田舎で商売をしている長男というのもあって、なんとなく自分もそういうもんなのかな、というのはありました。鈴木:自然とその道に進むんだろうという感覚があったんですね。栗山氏:幼少期から自然と土や自然の中で遊ぶのが好きでしたし、父親の車の助手席に乗ったり、重機にちょっと乗らせてもらったりして、小さい時から興味があったんです。インフラ整備という仕事の性質上、「建設業はなくならないだろう」という思いもあり、自然とこの環境の中で育って「やってみようかな」となりました。鈴木:大学を卒業されてから、すぐに栗山工業に入社されたんですか?栗山氏:いや、最初は他の建設会社でお世話になり、現場のノウハウを勉強させてもらいました。修行時代ですね。当時の自分は建設業自体のことが全然わからなかったので、他の会社で8年ほどお世話になってから戻ってきました。「ないものを一つひとつ積み上げていく」——トンネル開通で知った土木の醍醐味鈴木:他社での修行時代も含めて、建設業という仕事の楽しさや喜びはどんなところにありますか?栗山氏:一般的なお仕事と違って、毎回毎回現場が違うところですね。環境も、作るものも違う。何もないところから一つひとつ積み上げて形にしていくモノづくりの観点が面白いです。鈴木:毎回違う環境だからこそ、それぞれの環境でのワクワク感がありそうですね。栗山氏:そうですね。作ったものを地域の皆さんに使ってもらえるのが一番のやりがいのなのかなって思います。鈴木:地域の方のためになっていると、目に見えて実感できる瞬間があるわけですね。栗山氏:修行時代の最後に担当した、守谷市のトンネル工事の現場が今でもすごく心に残っています。そこは本当に道路が何もない場所だったんですよ。そこに新たにトンネルを通して、道路ができて、それが地域の皆さんの生活のプラスの要素になっていく。道路が開通した後にそれが見に見えて分かったとき、「あ、社会の役に立っているな」と感じられました。今は現場を離れてしまったので直接的なものではないですが、自社で作ったものが使われるようになれば、それはそれですごい達成感というか、良かったなと思える大きな醍醐味ですね。急な事業承継で生まれた、次世代への「経営理念」鈴木:栗山工業さんの経営理念として「次世代に引き継がれる最高のものづくりを提供していく」という言葉がありますが、これは創業時からあったものですか?栗山氏:いえ、もともとうちの会社にはこういう理念や軸は一切なかったんです。これを創ったのは、自分が会社を継いだタイミングでした。鈴木:栗山社長ご自身が作られたんですね。そこにはどういった想いや背景があったのでしょうか。栗山氏:会社を継いだとき、「これから長く会社を続けていくためには、こういう一つ明確な軸がないとこれからの時代は難しいな」と思ったんです。鈴木:会社の軸が必要だと。栗山氏:企業って、世の中に必要とされないと生き残れないと思うんです。じゃあ、今の自分の立ち位置や会社の存在意義を考えたときに、何が必要か。自分たちが構築してきたものが社会に残り、次の世代にも引き継がれるような、いいモノづくりをしていきたい。それを社員の皆さんと共有しながら1日1日をやっていきたいなと思って今の理念を作りました。鈴木:経営の軸を作ろうとしたのですね。でも、事業承継のタイミングはかなり大変だったとお聞きしました。栗山氏:そうですね。父親が37、38歳くらいの若さで亡くなったんです。いわゆる事業承継って、本当は時間をかけて準備をしていくべきものなんですが、私の場合はあまり準備ができないまま、急に社長になってしまった。鈴木:心の準備もないまま社長に...。現場のこととはまた違いますもんね。栗山氏:現場のことはある程度わかっても、経営のことに関しては本当に素人でしたから。最初は資金繰りとして銀行にお金を借りたり、毎月の支払いのスケジュールを立てていったり、そういうのを全部自分でやらなければならなかったので本当に苦労したと思います。毎日深夜12時まで帰れない。かつての「旧3K」から、ICT施工による「省人化・定時退社」への大転換鈴木:栗山工業さんは、業界内でもかなり早い段階からICT施工やデジタル化に力を入れていますよね。そこにも何かきっかけがあったのですか?栗山氏:それはもう、自分がこの業界についてからの強い「危機感」です。同じ茨城県内でも地域によって全然状況は違うと思うのですが、その中で会社として生き残っていくためには、何かしら差別化できるところ、強みが会社として持っていないと生き残れないなと思ったんです。鈴木:他社との差別化ですね。それを考えた先がデジタル化だったということですね。栗山氏:ずっと何がいいのかなと考えて進んでいたときに、デジタル化っていうのは、これからなくてはならないところであるなと思ったので、そのICTに力を入れようと思いました。鈴木:実際にデジタル化を取り入れたことで、現場や社員の方の働き方に効果は出ていますか?栗山氏:すごく出ていますよ。現場において「省人化」と言って、人を減らして現場が回るようになりました。これによって、今の働き方改革の時代に合わせたスマートな働き方ができています。鈴木:昔の建設業のスタイルとは、時間の使い方も全然違いそうですね。栗山氏:私が若かった20代の頃なんて、残業バンバンやるのが当たり前のスタイルでしたからね(笑)。私が28歳くらいのときに現場に行っていたときは、大体毎日朝に現場に行って、夕方現場が終わって事務所に帰ってきてから、今度はデスクワークや次の日の準備をする。大体夜22時から24時くらいまでやって帰るのが当たり前でした。鈴木:朝から夜中の24時ですか...!1日の労働時間は相当なものですね。栗山氏:1日の労働時間でいうと12時間から14時間労働ですね。自分一人だけじゃなくて、みんな帰らないし帰れない。当時はそういう悪しき風習というか慣習が文化としてありました。鈴木:今はどれくらいの労働時間なんですか?栗山氏:今はそんなことできないですし、生活様式も変わってきましたからね。今はなるべく定時で上がって、土日は休んで家族とゆっくり過ごしたり、好きな趣味を見つけたりしてほしい。うちの現場でも、竣工前は書類を作ったり仕事が重なるので多少遅くなることはあっても、基本的には今だったら大体みんな定時で帰っています。ICTやデジタルの良いところを取り入れることで、昔ながらの良い技術も継承しながら、社会の風潮と合わせられるように進めています。得意なところで輝けばいい。分業化で個人の得意を活かす組織づくり鈴木:とはいえ、保守的なイメージのある建設業界の中で、現場の職人さんや社員の方に新しいデジタル機器やICTを浸透させるのって、すごく難しいことだと思うのですが、そのあたりはどうでしたか?栗山氏:そうですね、建設業界自体がかなり保守的ですし、新しいものが浸透しづらかったり、選択肢が少なかったりと課題はいろいろあります。しかも私自身もそんなにデジタルが得意なわけでもないんです(笑)。鈴木:栗山さんご自身も得意なわけではないんですね(笑)。栗山氏:ただ、新しいものを取り入れるのは嫌いじゃないので、自分一人ではできないからこそ、社員のみんなと一緒にいろいろ考えながら課題をクリアしてきたというのが最初ですかね。鈴木:組織への浸透や工夫という点では、いかがですか?栗山氏:工夫していることというか、意識していることとしては、人によって「得意・不得意」が絶対にあるということです。得意なところとそうじゃないところが出てくるのは当たり前なので、得意な人には3D測量などのICTをどんどん覚えてもらえばいいですし、得意じゃない人には少しずつ取り入れてもらうか、もしくは違うところで活躍してもらえばいい。鈴木:全員が同じことを完璧にできなくてもいい、ということですよね。栗山氏:はい。今考えているのは、もうちょっと「分業化」ができないかなということです。ICTをやる人はデスクワークの要素をもう少し増やす、現場が得意な人は現場の要素をもう少し増やす。その人によって、自分の得意分野でやりがいを持って働いていけるように、私も一緒にコミュニケーションを取ってやっていきたいと思っています。バーベキューなどの行事や趣味でつながる柔らかい風土鈴木:栗山工業さんで今働いていらっしゃる社員さんは、どういった方が多いですか?社長の視点から見ていかがでしょう。栗山氏:建設業界全体が高齢化していると言われますが、うちは30代もいますし、40代・50代が多くて、建設業界の中では割と若い人たちが多いかなと思います。鈴木:比較的若い層の方々が揃っているんですね。社内の空気感はどんな雰囲気ですか?栗山氏:会社の雰囲気も、昔の建設業のような強面な感じはなくて、割と柔らかい雰囲気ですね。自分で言うのもなんですけど、私自身がソフトな感じを出しながらやっているところもありますし、実際に働いているスタッフも柔らかい感じの人が多いと思います。鈴木:社内の雰囲気が柔らかい。何か普段のつながりが見えるようなエピソードはありますか?栗山氏:コロナ禍のときはなかなかコミュニケーションが少なかったんですが、少し前にみんなで宿舎のところで親睦のバーベキューをやったり、現場のチームごとに飲み会をやったりしていますね。鈴木:バーベキューや飲み会、すごくいいですね。プライベートでもつながりがあるんですか?栗山氏:共通の趣味でつながっている人も多いです。私はゴルフばかりやっていますが、社員同士で一緒に釣りに行ったり、サッカーを観に行ったり。みんなの趣味が多様化しているので全員で一斉に、とはならないかもしれないですが、それぞれの好きな楽しみの中でつながってもらえたらなと思います。鈴木:今後、新しく入ってきてほしい人はどんな方ですか?栗山氏:先ほど申し上げたように適性に応じた働き方を一緒に作っていきたいので、未経験者でも「パソコンが得意」「機械をいじるのが好き」「ずっと自然の中で過ごすのが好き」など、人それぞれの得意がある方であれば、楽しく働くことができると思います。鈴木:活躍している人の共通点を挙げるなら、どういった部分でしょう。栗山氏:「興味を持って仕事に取り組んでいる人」ですね。他には、「言われなくても自分で率先して考えて動ける人」。現場によって作るものも環境も携わる人も変わってくるので、その中で自分から動いていくというのは非常に大事な要素になってきます。こういったところは前提に、一緒に働いていくことを通しながら様々なことを吸収してもらえたらなと思います。前編では、栗山社長の会社や仕事への考え方、栗山工業株式会社という会社について、たくさんお聞きしました。後編では、栗山社長のパーソナリティも含めて、お話を聞いてきました。後編へ続く(後編記事のURL)

採用現場から 創業ストーリー TOPインタビュー
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投稿日: 2026.08.03
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栗山工業株式会社

【社長インタビュー 後編】 飾らない素顔の奥の静かに燃える情熱。栗山社長が見据える、栗山工業と茨城の建設業界の未来

前編では、栗山社長の会社や仕事への考え方、栗山工業株式会社という会社について、たくさんお聞きしました。後編では、栗山社長のパーソナリティも含めて、お話を聞いていきます。ぜひ、前編の方も読んでみてください(前編記事のURL)落ち着いていた幼少期と今でも続く本からの学び鈴木:ここからは、栗山社長ご自身のパーソナリティについても深くお聞きしたいです。もともと生まれも育ちも美浦村だそうですが、昔から地域への愛着は強かったのですか?栗山氏:いや、高校生くらいまでは美浦村はダサいなというか、「村かぁ...」みたいに思っていて、愛着なんて全然なかったですよ(笑)。でも、自分も50を過ぎたので、今は何かしら恩返ししていきたいなという思いはありますね。鈴木:子どもの頃は、どんなお子さんだったんですか?栗山氏:めちゃくちゃ内向的だったと思います。あまり人とコミュニケーションを取るのが得意じゃなくて、家の中でもずっと閉じこもっているような子どもでした。鈴木:そうだったんですね。何かスポーツなどはされていましたか?栗山氏:水泳はずっとやっていましたが、それは親にスイミングスクールに行かされていたからで、自分からやろうと思ったわけでもなく、今思うとそんなに楽しいものでもなかった(笑)。中学校まで水泳をやって、高校では水泳部がなかったのでハンドボール部に入りました。鈴木:なぜハンドボールを選んだんですか?栗山氏:サッカーほどメジャーじゃなくてちょっとマニアックで、競技人口の規模感がちょうどいいハンドボールが自分に合っていて、社会人でもクラブチームで続けました。あとは高校時代、バンドもやっていたんですよ。鈴木:バンドですか!担当は何だったんですか?栗山氏:ベースです。なぜベースかというと、単に空いていたからっていうのと、内向的な性格を引きずっていたのであんまり目立ちたくなかったから(笑)。ボーカルやギターじゃなくて、ベースだと適度な感じで目立たない。当時は極力目立たないように生きていましたね。鈴木:なるべく空気のように目立たないように(笑)。その頃は本なども読まれていたんですか?栗山氏:高校生の頃はちょっと卑屈になっていたので、太宰治みたいな、読むと落ち込むような小説ばかり好んで読んで、「こういう世界もあるんだな」と人の気持ちを知る勉強にしていました。鈴木:休日は読書をすることも多いそうですが、今はどんな本を読んだり、勉強をしているんですか?栗山氏:読書自体はずっと好きなんですが、卒業して社会人になってから、仕事の必要性に駆られて勉強し始めたんです。学生時代は勉強が大嫌いで「三角関数なんていつ使うんだよ」って真面目にやっていなかったんです。でも、今のICTやデジタルをやろうとすると、sin・cos・tanみたいな数学的知識って現場でめちゃくちゃ使うんですよね(笑)。鈴木:まさか大人になって三角関数を使うとは(笑)。栗山氏:「あ、勉強って役に立つんだな、ちゃんとやっておけば役に立つのに」と痛感して、そこから知識を補填するために本を読み漁るようになりました。経営理念を作ろうと思ったのも『ビジョナリー・カンパニー』の本を読んだのがきっかけですし、サイバーエージェントの藤田社長の本や、タリーズを日本に持ってきた松田公太さんの本を読んで、「新しいことにチャレンジしていく大切さ」を学び、自分もそういうことをやってみたいと思うようになりました。個人の挑戦から業界の変革へ。小さな輪から紡ぐ「選ばれる会社」の未来鈴木:「失われた30年」の停滞期をずっと見てきたからこそ、新しい時代を作りたいという想いがあるのだとか。栗山氏:そうですね。バブルが崩壊して日本が停滞した時代を一緒に見て世の中に出てきたので、そういうものに反逆するというか、新しい時代を作りたいという思いは多分あったのかなと思います。鈴木:業界全体の盛り上げや、セミナー活動についてはどういった想いがあるのですか?栗山氏:私たちがこの業界に入職した頃は、私たちの世代(団塊ジュニア)的に仲間がたくさんいましたが、今の若い世代は人が減っていて、会社の中だけだと仲間を作るのが難しくなっている。だから、会社という狭い枠を飛び越えて、小さい輪からでいいから業界全体をつなげて、情報交換やこれからの建設業界のあり方を語り合える場を作りたいと思って、若い人を集めたセミナーや勉強会、飲み会をやっています。若い人と話すと新しい視点や考え方のトレンドが分かって、自分にとってもすごく広がりになっています。鈴木:地域への貢献という点では、美浦村で活動もされていますよね。栗山氏:毎月4日を中心に、月1回朝イチで会社周辺のゴミ拾い・清掃活動を定例で行っています。これは父親の時代から不定期でやっていたものを定例化したものです。父親の時代には、うちの会社のほかにグループ会社としてリサイクルで産業廃棄物処理を行う「株式会社美浦クリーン」ができたのですが、当時はスクラップ・アンド・ビルドが当たり前でリサイクルという概念が薄い時代だった。そんな早い時代に父親が新しい商売にチャレンジした姿を見ていたので、自分も新しいことにチャレンジしたいという思いがずっとあります。それが今のICTであり、もう一つのICTの会社も一緒にやっている理由です。鈴木:お父様のチャレンジ精神を受け継いでいるんですね。子供向けのイベントなどもされているとか。栗山氏:あとは、地域のイベントに工事車両や重機を持っていって、子どもたちに体験で乗ってもらう活動もしています。小さい子って重機が大好きなんですよ。でも成長するどこかのタイミングで興味がなくなって、業界に入る人が少なくなってしまう。だから「いかに子どもたちのワクワクを引き止め続けて、将来一緒に働けるか」は大きな課題ですね。鈴木:建設業のイメージそのものを、変えていきたいのですね。栗山氏:きつい、汚い、危険という「旧3K」のイメージがまだ根強いですが、実際はほとんどの会社が週休2日ですし、残業も少ない。ずっと現場で作業しなくてもいいようなスマートな働き方もできるようになってきている。ただ、それをまだ世の中に伝えきれていない。鈴木:確かに、災害時などにも一番に動くのは建設業ですしね。栗山氏:埼玉の道路陥没事故もありましたし、近年は大きな地震や台風などの災害が多い。そういうときに、建設業って「地域になくてはならない業者」だなと思うんです。だからこそ、変わってきている現状を伝えて、知ってもらえるように会社でYouTubeをやったり、個人のSNSで地道に発信したりしています。鈴木:お子様が3人いらっしゃるそうですが、そんなお子様たちも含めて、将来的な事業承継についてはどのようにお考えですか?栗山氏:10年後くらいを見据えたときに、グループ会社を含めて、バトンを渡す相手は社員の中からでも、第三者へのM&Aでも、子どもたちがやりたいと言ってくれれば子どもたちでも、誰でもいいと思っています。鈴木:誰が引き継いでもいいと。栗山氏: ただ、そう思ってもらうためには、会社が社会に必要とされていて、魅力的な会社になっていないといけない。社員が生き生きと働きやすくて、地域の人たちから「この会社ならここにあってもいい、必要だ」と思ってもらえるような魅力ある会社に体制を整えていくことが、今の私のテーマです。会社を急拡大させるつもりはないですが、現状維持は衰退を意味します。身の丈の中で、粛々と新しいデジタルや技術を取り入れながら前進していきたいですね。鈴木:過去の古い慣習を塗り替え、地域の未来を真摯に見据える栗山社長の覚悟が深く伝わってきました。栗山氏:あと最後になりますが、建設業も今本当に変わってきているので、栗山工業だけじゃなくて、これから仕事を探す皆さんの選択肢の一つに、ぜひ建設業も入れてもらえたらなと思います。鈴木: 業界全体の変化がしっかりと伝わるメッセージ、ありがとうございます!本日はお時間をいただきありがとうございました。インタビューを終えて今回は、栗山工業株式会社の栗山社長にインタビューをさせていただきました。今回のインタビューで最も印象に残っているのは、栗山社長の業界に対する想いでした。一企業での変革で終わってしまうのではなく、業界全体の未来を考えて、日々事業をされていたり、積極的に他社を巻き込んだセミナー等も開催しているといった部分に強い想いを感じました。実際に私自身も「建設業ってどういう業界なんだろう」というレベルでしか、建設業を知らず、記事内にもあった3Kのイメージが非常に強かったのですが、栗山社長のお話を聞いて、建設業界の変化や今後について理解を深めることができました。なかなか建設業界の人にお話を聞く機会も少なかったので、すごく貴重な機会になりました。また、組織の話になったときに「分業化」という話題になりました。今まで、分業化のイメージは単純に「たくさんの業務を分解して、それぞれを社員に任せる」というものだったのですが、今回の栗山社長のお話を聞き、業務起点ではなく、社員の方が何が得意なのか、はたまた何が不得意なのかを起点に考えたり、そういった部分を分業化の念頭に置いているという点が非常に興味深いと思いました。栗山社長は落ち着いており、寡黙な印象を受けますが、その中でも胸に秘めた熱い想いやそのお人柄を感じることができるインタビューでした。

採用現場から 創業ストーリー TOPインタビュー
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投稿日: 2026.08.03

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メンバー メンバー

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事業内容 事業内容

40年以上の歴史で培った確かな土木技術に、最新のICTを掛け合わせることで、地域インフラの維持と業界の進化を同時に実現しています。

1. 公共土木事業
道路、上下水道、河川、橋梁など、茨城県県南地域の生活に不可欠なインフラ整備を一手に担います。公共工事が多く、40年以上にわたり美浦村周辺の生活基盤を支えてきました。

2. 先端ICT施工事業
ドローン測量、3次元設計データ、ICT建設機械を用いた「ICT土工」を標準化しています。茨城県内初となる「3Dプリンターによる実現場での構造物製作」もこの領域です。これらは他社にはない「キャッチフレーズ」となり、自社の技術的強みになっています 。

3. 建設DXソリューション
こちらは別会社(グループ会社)にはなりますが、自社のICT活用ノウハウをパッケージ化し、他社への技術導入支援や教育研修、測量データ作成代行などを行う「外販・コンサルティング」事業です。人手不足という業界全体の課題を解決するため、こういった事業にも挑戦しています。

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想い 想い

自社にとどまらず、建設業界全体を盛り上げていけるように日々仕事をしています。

◆「形」以上に「価値」を残す
自分たちが創ったものが壊れず、次世代の子供たちが使い続けられる「最高のものづくり」にこだわっています。

◆建設業界のイメージ革新
かつての「3K(きつい・汚い・危険)」という偏見を、デジタル技術とデザイン性の高いワークスタイルの導入により、クリエイティブで「かっこいい仕事」へと塗り替えます。

◆地域社会への深い愛着
毎月の清掃活動やボランティアなどを通じ、地域に愛され、有事の際(災害復旧など)に真っ先に頼られる「なくてはならない存在」を目指しています。

◆社員の人生を預かる覚悟
「家族に誇れる仕事」であるために、働き方改革を推進しています。茨城県からも認定を受けるほどの「ワークライフバランス」を追求し、社員一人ひとりの生活の質向上を支援します。

想い写真

ここがポイント! ここがポイント!

県内初となる3Dプリンター施工を筆頭に、「まずは自分たちが最初にやってみる」というスタンスを貫き、新しい価値を創出しています。「先駆者」でありたいというチャレンジングな文化が、会社の成長を支えています。
ピラミッド型ではなくフラットなチームを目指し、現場管理の中でも個人の資質に合わせた分業化を推進しています。外部セミナーへの派遣も積極的で、社外に仲間を作る機会も大切にしています。
弊社は、「茨城県働き方改革優良企業」の認定を受けています。週休2日制の早期導入や、社員の資格取得に対する全面的な補助制度など、時代に応じた働きやすい環境作りを公的に証明された水準で実践しています。