株式会社キャリコ

【社長インタビュー】
株式会社キャリコ小圷(こあくつ)社長が語る -ここまでの軌跡とこれからの展望-

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投稿日: 2025.08.05

インタビュー当日(2025年8月1日)から6期目を迎える株式会社キャリコの小圷社長にインタビューを実施しました!

(イバキャリに懸ける大学生!天心がインタビューをしました!)

小圷社長の熱い想いや見据えている未来などを語っていただきました。
この記事を通して、株式会社キャリコや小圷社長の魅力をたくさんの方々に伝えることができますと幸いです。


——本日はよろしくお願いいたします!小圷社長の経歴も含めて、自己紹介をお願いします。
茨城県出身で、高校までは茨城県にいました。水戸市の高校を卒業後、一浪してたんですけど、受験失敗をしてしまったので、高崎経済大学というところに行きました(笑)。そこで出会った起業家の人たちに感銘を受けて、自分の人生に起業するという選択肢が生まれました

それで大学3年生のときに、「飲み会で就活」みたいな企画を群馬県でやったところ、意外とウケて、群馬県のとある会社の経営者の方に群馬県でのチャレンジを進められて、東京の大手企業から内定をもらっていたのですが、その群馬県の会社の方に入社しました。群馬県の方がより人生チャレンジングになるなと思って(笑)。

そこから、その会社で人材事業を3年半ほど続けて、ある程度黒字になってきたときに、自分で決裁権を持ってやっていきたいなということで独立して、株式会社キャリコを創業しました


——小圷社長の人柄についてもお聞きしたいです。例えば、学生時代のお話などはいかがですか。
そうですね。中学生の頃は水戸ホーリーホックのジュニアユースに入っていて、高校もスポーツ推薦で110人くらいの部員がいる高校に入学して、サッカーに熱中していました。キーパーというポジションで、高校2年生の頃から試合に出ていたのですが、メンタルの強さだったり、先輩との付き合い方みたいなところはサッカーを通して学べたのかなと思っています。

大学に入ってからはサッカーはやめて、社会に出ていこうと思って、いろいろな飲み会や地域の活動に出て、たくさんの大人に出会っていました。群馬県の大人たちに世界の広さみたいなものを教えていただいたと思っています。そんな感じで、大学時代はけっこうチャレンジングにというか、知らないことを知ることが楽しくて、動きまくっていました


——次に株式会社キャリコの紹介に移りたいのですが、事業内容などを簡単に説明していただけると嬉しいです。
僕らとしては「きっかけをデザインする」という言葉をミッションとして掲げて、新しい価値を地域に作っていくということを目的にしています。

具体的には、まず人材教育部という部門があって、就職・転職の機会(きっかけ)提供や学生へのアントレプレナーシップ教育といったような新しいチャレンジへのきっかけ作りなどをさせていただいております。最近では、「地方に良い会社っていっぱいあるのに、上手く魅力を伝えることができていない」ということで、企業のリブランディングみたいなところのお手伝いもしています。ということで始めた新規事業がこの「イバキャリ」ですね。僕らは、東京というよりかは地方、とくに北関東のキャリアの機会を増やしていきたいなと思っています。

また、地方のエンジニア職の方たちも、キャリアを描いていけるような場づくりも行っています。イバキャリに関しても、そういった僕らが育ててきたエンジニアの得意を詰め込んで作ったようなイメージです。


——創業から5期やってきたと思うのですが、創業からここまでを小圷社長はどう振り返りますか。
まず、「感謝」ですね。シンプルに運が良いなって思います。いろいろ動き回っているからこそつかんでいる縁がいっぱいあるなって思います。茨城に関しても、すぐは仕事にならなかったけれど、そのような縁でいろいろな仕事や人と出会うことができました。

でも、たくさんの失敗もしてきたと思います。今後もどうなるかわからないけど、いろいろ失敗してチャレンジして、少しずつ完成形に近づいていければ良いなと思っています。この、イバキャリに関しても、最初から構想ができていたわけではなくて、失敗しながら少しずつできていると思います。


——ここまでは、仕事の面でのキャリコをお聞きしましたが、次は組織としてのキャリコをお聞きしたいです。キャリコってどんな組織ですか。
みんな気持ちの良い人たちだと思っています。経歴とかも高卒、大卒いろいろいるんですけど、そういうのに関係なく、成長欲がある人が上に上がっている感じはします。現在、ポストがたくさんあるわけではないので、どんどんポストを作りながら会社を大きくしていければと思っています。

採用的な話をするのであれば、若くてチャレンジしたい、かつキャリコのミッションに共感してくれる人がいれば、ぜひ一緒に働けたらと思っています。


——続いては、小圷社長が経営者として大切にされていることがあればお聞きしたいです。
座右の銘的なイメージだと、「コツコツやろう」とは思っています。派手にいかない。

おそらく、僕らの今の売上の規模であれば、もっと投資しても良いし、もっとやるべきなんですけど、めっちゃビビりなんで(笑)、コツコツやっています。その結果、5期やっても安定しているのかなと思います。学生時代も、キーパーで派手なプレイというよりは、堅実なプレイをしていたと思います。


——これまでで何か直面した壁などってありますか。
僕らがやっている人材事業って人に依存するところがあって、いろいろな要望や話が都度あります。それがけっこう大変だったなとは思っています。ただ、一旦聞くという姿勢をもって、お互いの落としどころみたいなところを見つけて進むって言うのは、今までもこれからも変わらないことだと思います。僕自身もそういったことは嫌いではないですしね。


——いろいろ動いてきたというお話があったと思いますが、小圷社長や会社の成長の実感はあったりしますか。
ありますね。僕ができないことを他のメンバーができるっていう状態になってきています。それはある種、依存してしまっているので良くないっていう部分もあるんですけど、みんながそれぞれ成長しているのはすごく良いなと思っています。

また、規模が大きくなってきて、自社開発などの投資や大規模な案件を回すことができるようになったのはすごく大きいことだと思います。
ここもコツコツと重なるかもしれないのですが、ジャンプはしていないけど、背伸びはしているみたいな状態で成長していると思います。


——今後の将来に向けて、「会社」としてと「経営者」としての2点で展望をお聞きしたいです。
正直、これを目指すというのはないです。

「きっかけデザイン」という言葉は、けっこう時間をかけて考えたもので、そういった想いは当時から全く変わっていないです。それをやり続けるだけだと思います。強いて言うのであれば、スピード感みたいなところの話かなとは思います。

社長としても、将来どういった自分になりたいかは変わっていません。時間やお金を持っても持たなくてもあまり変わらなくて、「若い子たちのチャレンジを応援する」ということだと思います。
要するに、頭ごなしに否定するのではなく、「若々しい人」「若い感覚をもった人」でいれたら良いなと思っています。
今のはかっこいいんじゃないか?(笑)


——文字起こしされていれば良いですね(笑)。では、お時間も来てしまっているので、最後に「イバキャリ」に対する想いであったりを改めてお話ししていただきたいです。
イバキャリはすごく可能性があると思っています。

いろいろな会社にお邪魔したときも、すごい技術をもっていて、そこに熱量をもっているかっこいいおじさんがいるわけですね。でも、その魅力やすごさっていうところを若い人たちに上手く伝えられていないと思っています。
そういったところを、イバキャリの掲載を通して、若い子たちに刺さる内容にしていくことってすごく価値があることだと思います。

おこがましい話だとは思いますが、僕らはイバキャリを通して、たくさんの会社を、令和の時代の伝え方みたいなものに、”リ”ブランディングしていければと思っています。


インタビューを終えて


今回は、この「イバキャリ」を運営する株式会社キャリコの小圷社長のインタビューを実施いたしました。
キャリコに関しても、小圷社長に関しても、変わらぬ想いというかビジョン・ミッションがあるということに、感銘を受けました。

VUCAの時代と言われるくらい、現代は変化の激しい時代です。たしかに「時代に合わせて変えていく」ことは、持続可能な会社を作っていくうえで重要だと思います。しかし、それ以上に、どんなに時代や環境が変わっても「確固たるもの・変わらないものをもつ」ということは重要であり、かっこいいものだと感じました。

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