株式会社しびっくぱわー

【社長インタビュー】「死ぬかもしれない」から始まった起業。迷ったら全部やる先輩が語る、茨城で“自己決定”するキャリア論

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投稿日: 2026.03.17

「迷ったら全部やる」。そんな強烈なポリシーを掲げ、つくばを拠点にコワーキングスペース「Tsukuba Place Lab」の運営や行政コンサルなど、あらゆるプロジェクトを牽引する株式会社しびっくぱわーの堀下恭平社長。


筑波大学在学中に起業し、数々の「場」を作ってきたつくばのレジェンド的先輩に、イバキャリ学生編集部の山田が直撃インタビュー! 「なぜ茨城を選んだのか?」「どんな仲間と働いているのか?」――若者が茨城でキャリアを築くためのヒントが詰まった、熱すぎるインタビューをお届けします。

「そこそこの人生」への危機感と、3.11の原体験

山田:本日はよろしくお願いします! まずは、堀下さんが起業された経緯から教えてください。大学に在学している時から事業を始められたんですよね?


堀下社長:大学1年の終わりがちょうど3.11(東日本大震災)だったんです。いつか起業しようとは思ってたんですけど、その時「本当に死ぬかもしれない」と思って。慌ててやりたいことをやらなきゃと、震災直後の3月31日には開業届を出しました。そこからカフェの立ち上げや、行政の計画策定支援などのコンサルを始めて、2014年12月に法人化しました。


山田:「死ぬかもしれない」という衝撃が原動力だったんですね。周りの同級生が普通に就活をしていく中で、自分だけ起業の道へ進むことに不安はありませんでしたか?


堀下社長:正直、全くなかったですね。むしろ、「そこそこ勉強して、そこそこの研究室に入って、そこそこの人生を送ること」に対してすごい危機感が強かったんです。他人と違うことへの不安感みたいなものは、今まで一度も感じたことがないですね。


新しい挑戦がしやすい街、つくば


山田: 堀下さんは熊本県のご出身ですよね。大学卒業のタイミングで東京に出たり地元に帰ったりせず、あえて「つくば(茨城)」を拠点に選んだのはなぜですか?


堀下社長: 理由は大きく2つあります。1つは、当時の彼女(今の妻)が茨城のつくば出身だったこと。もう1つは、つくばは「新住民」が多い街で、何か新しいことを始めようとした時に足を引っ張る人がめちゃくちゃ少ないと感じたからです。

新しい挑戦がしやすい街だからこそ、つくばで新しいことを始める人の挑戦を「応援」するのはすごく合理的でいいなと思いました。


山田: 社名の「しびっくぱわー(Civic Power)」という社名も、そうした「応援」の姿勢と関係しているんでしょうか?


堀下社長: そうですね。「市民の力を集結させたい」という意味でシビックパワーという音を先に決めました。ただ、僕ら自身が強くあるというよりは、みんなの意見を集約するような柔らかい役割になれるといいなと思って、ひらがな表記にしています。


山田: 実際、いろいろな事業を展開されていますが、共通する「軸」はどこにあるのでしょうか?


堀下社長: 基本的には「誰かの挑戦を応援する」というのが一貫した軸です。マイナスをゼロにするサポートというより、プラスをより大きなプラスにしていくことが得意領域ですね。アグレッシブに挑戦する人たちを支えた結果、今のコミュニティ醸成や企業支援に行き着いています。


社員は起業家だらけ!? 妥協を許さない組織のリアル


山田: 会社組織について伺います。堀下さんのようなカリスマ性のあるリーダーがいる職場って、社内の雰囲気はどんな感じなんですか?


堀下社長: めちゃくちゃ距離は近いし、仲はいいと思いますよ。うちは僕以外、全員社員とインターンしかいなくて階層がないんです。今、社員が12名、インターンが35名くらいで、高校生インターンもいます。ただ、社員は僕より年上の方が多いですね。


山田: どんな人材と一緒に働きたいですか? 逆に「こういう人は合わない」というのもあれば教えてください。


堀下社長: やっぱり、自分自身も「チャレンジしている人間」がいいですね。うちの社員は、個人事業主だったり副業をしていたり、ほぼ全員が起業家なんです。

逆に合わないのは、「他責な人間」「指示を待つ人間」「マニュアルがないと動けない人間」ですね。あとは、落ちているボールを見て見ぬふりする人も絶対に合いません。人間的に正しいことをするのが好きな人の方が合うと思います。


山田: 厳しくも本質的ですね…! ズバリ、しびっくぱわーに入社すると一番鍛えられる能力は何ですか?


堀下社長: 「人間的に信頼されるようになること」と、「言語化能力が身につくこと」です。 うちはフルリモート・フルフレックスで、関わる人は自分より忙しい人だという前提で情報共有を行います。抜け漏れなく、いかに少ない文字数で伝えるか。限られたリソースをどう使うかという責任を全うすることで、どこに出ても即戦力になるスキルとマインドが手に入ります。僕は基本的に、手を抜くことは許さないので(笑)。


学生へのメッセージ「まずやってみろ、自分で決めろ」


山田: 最後に、茨城でキャリアを築いていく若者や学生に向けて、メッセージをお願いします!


堀下社長: まずやってみたらいいんじゃないですかね、何でも。 ただ、人に言われたことじゃなくて、「自分で決めたこと」をやり始めることはすごく尊いし、やり切ることはすごく大事です。だから、自分の好きなことをやったらいいと思います!


【インタビューを終えて】 


「そこそこの人生への危機感」から始まり、自ら挑戦して道を切り拓いてきた堀下社長。 

「迷ったら全部やる」という言葉の裏には、他責にせず、自分の人生を「自己決定」するという強い覚悟がありました。 茨城には、こんな風に挑戦する人を全力で応援してくれる大人がいます。


進路に迷っている学生や求職者の皆さんは、ぜひ一度、自分の直感を信じて「まずやってみる」ことから始めてみませんか?

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